無料のRPAツール(フリーソフト)のメリット・デメリットとは?
まずは無料のRPAツールのメリットとデメリットを紹介します。
無料のRPAツールのメリット
導入コストがかからない
まず1番のメリットとしては導入コストがかからないという点があげられます。RPAの導入・運用コストがネックになっている企業にとって、無料ツールは頼もしい存在です。
使用感を確かめることができる
無料ツールなので、RPAの本格導入前に、気軽に使用感を確認できる点も魅力です。コストが発生する際には長期的目線でコストを算出し、予算だてする必要がありますが、無料であればその必要はありません。とりあえずRPAツールを無料でお試ししてみるという使い方ができるでしょう。
無料のRPAツールのデメリット
機能に制限がある
デメリットとしては無料のRPAツールには有料のRPAツールと比較し、機能が制限されている場合があります。RPAソフトは業務効率化のためのツールなので、無料版の機能では満足できないと感じるかもしれません。
導入/運用サポートが不十分
また、無料のRPAツールは自力での導入・運用が前提です。有料版はダウンロード後にロボット作成のための講座や研修、Webセミナー、eラーニングなどの学習の機会が設けられていますが、無料版はそうではありません。中には日本語化されていないツールもあり、トレーニングが難しい場合もあります。
無料ツールと有料ツールの違い
ここまで説明した無料版と有料版のRPAツールの特長をまとめると下記の表になります。
|
無料のRPAツール |
有料RPAツール |
メリット |
・簡単にお試し導入ができる。 |
・機能や導入後のサポートが充実している。 |
デメリット |
・導入後、自分で学習しなければならない。 |
・コストがかかり、計画的に導入する必要がある。 |
こんな方におすすめ |
・とりあえずRPAツールを使ってみたい方におすすめ。 |
・コストと時間をかけて、しっかりとRPAを導入したい方におすすめ。 |
RPAフリーソフトを導入する際の注意点
上記のように、無料のRPAツールにはデメリットもあり、期待している効果を得られない恐れがあります。無料のフリーソフトを導入する際にはあまり期待はせず、まずはRPAをお試し利用する感覚で導入するといいでしょう。
また、たとえば無料RPAツールのUWSCやRPA Express StarterはWindowsにしか対応していません。Macユーザーは無料のフリーソフトが対象外となっている場合もありますので、事前に確認が必要です。他にもSikuliという無料RPAはPythonでの開発が必要という制限があり、チュートリアル社のRobotic Crowd Agentはブラウザ限定版となっています。
おすすめは有料RPAツールの無料トライアルでお試し
では無料でRPAをお試ししたいという場合はどうすればいいのか。その答えとして、有料RPAツールの無料トライアルの活用を提案します。有料RPAツールの無料トライアルとは、高機能な有料RPAツールを期間限定もしくは一部機能制限をした状態でトライアル利用し、効果に満足できれば有料版に切り替えられるというものです。
無料トライアルをうまく活用すれば、まずは無料でRPAをお試しし、自社に合うか、効果を実感できるかを確認してからスムーズにRPAを本導入できます。
無料トライアルがあるおすすめのツール3選
次に2020年に活用したい無料トライアルがある有料RPAツール3選を紹介します。
RoboTANGO
RoboTANGOはパソコン画面を録画することでロボが作成できるので、初心者でも使用でき、業務効率化・生産性向上を実現できるRPAです。働き方改革を目指す企業にとって強い味方となるRPAでしょう。RoboTANGOは、デスクワークにおける単純作業を自動化し、手作業よりも正確かつ効率的に業務を進行します。また24時間365日休みなく稼働できるため、働き方の改善や生産性の向上に期待できます。
製品詳細はこちら
Robo-Pat
Robo-Patは、「事業部門が自分で自動化できるRPA」という考え方で生まれました。導入企業では、これまでのシステム導入、保守・運用によって生まれてきた課題を事業部門の現場で解決しています。機能としてすべてのシステム・アプリケーションの操作が可能なだけではなく、高度な画像認識や識別精度の使い分け、待機、エラー回避なども搭載されたRPAです。
製品詳細はこちら
BizteXcobit
BizteX cobitは、人間の代わりにワンクリックで定型業務を代行するクラウドRPAです。データ入力やデータ収集などの単純業務任せることができ、RPA導入によって生産性が向上します。専門知識不要で使えるRPAとして、直感的で簡単に誰でもロボットを作成できます。RPAが人的ミスを最小化して品質向上を実現します。
製品詳細はこちら
まとめ
今回は無料のRPAツールの特長と有料RPAツールのトライアル版利用のおすすめ情報を比較し、説明しました。これからRPAツールの導入をお考えの際は、充実した機能を持つ有料RPAツールの無料版をうまく活用してください。有料RPAツールの多くはトライアル版に加えて、無料のWebセミナーや講座などの学習機会を設けています。RPAに難しいという印象を抱いている方こそ、有料RPAの無料版からスタートすべきです。

どのツールでトライアルすればいいか分からない方へ
相談を承ります