
RPAはロボットによって業務自動化するツールやソフトウェアのことです。近年ではAIの進化によってRPAの対応可能業務が増え、海外・日本ともに導入事例が増えてきています。この記事ではいろいろなツールの中から、RPAおすすめ7選を紹介します。
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RPAはロボットによって業務自動化するツールやソフトウェアのことです。近年ではAIの進化によってRPAの対応可能業務が増え、海外・日本ともに導入事例が増えてきています。この記事ではいろいろなツールの中から、RPAおすすめ7選を紹介します。
RPAの具体的な機能としては、事務業務の効率化から画像認識・処理の自動化、データ抽出など様々です。幅広い分野で活躍することが期待され、RPA関連の有資格者求人も増えてきています。同時におすすめツール比較表やおすすめランキング、価格比較を紹介するサイト・書籍も増加中です。
企業によっておすすめのRPA製品は様々ですが、各製品サイトの導入企業一覧には数多くの企業名が並び、日本での浸透が進んでいることがうかがえます。国内シェア上位のRPAベンダーは導入セミナーを実施し、さらなる浸透を図っています。
また、最近では有料製品だけでなく、フリーソフトや無料トライアル可能なRPAも増えてきました。この記事ではそのようなRPAのおすすめツールを紹介します。
デスクトップ型RPAとサーバー型RPAの違いはどこでRPAツールを稼働させるかということです。1つのPC上で稼働するものがデスクトップ型RPAで、サーバー上で稼働し、複数のPCで機能するのがサーバー型RPAです。
RPAツールを1人の担当者が使用したいという場合はデスクトップ型RPAがおすすめですし、チーム単位で複数のメンバーの使用が想定される場合はサーバー型RPAがおすすめです。
オンプレ型RPAとクラウド型RPAの差は自社内にRPAツールがあるかどうかということです。オンプレ型RPAは自社PC内・サーバー内で稼働するRPAツールを指し、クラウド型RPAは社外のクラウド上で稼働するRPAツールを指します。
オンプレ型RPAがおすすめな点は社内にRPAツールを置くことで、管理ツールが機能しやすくセキュリティ面での安全性が高まります。一方クラウド型RPAがおすすめな点としては、ストレージの拡張性とアクセスの利便性が高い点があげられます。
汎用型RPAはその名の通り、様々な業務に対応するRPAツールです。一方、特化型RPAは特定の業務・分野に特化したRPAツールです。
汎用型RPAは様々な業務・部署でRPAツールを活用したいと考えている企業におすすめです。特化型RPAは経理や勤怠管理といった限られた領域の業務においてRPAツールを活用したい場合におすすめです。
2021年1月時点でのおすすめRPAツール7選を紹介します。前述の3つの観点に当てはめ、一覧表にまとめています。いずれも日本語に対応し、これからRPAを導入する企業におすすめのツールです。
製品名 (ベンダー名) |
デスクトップ型 or サーバー型 |
オンプレ型 or クラウド型 |
汎用型 or 特化型 |
備考 |
WinActotr (NTTデータ) |
デスクトップ型 |
オンプレ型/クラウド型 | 汎用型 | スモールスタート向き |
Robo-Pat:ロボパット) (FCEプロセス&テクノロジー) |
デスクトップ型 | オンプレ型 | 汎用型 |
画像認識によるロボット作成に特化 |
BizteXcobit
(BizteX) |
サーバー型 | クラウド型 | 汎用型 |
国内初のクラウド型RPA |
RPA Express (WorkFusion) |
サーバー型 | オンプレ型 | 汎用型 | 無料からスタートし、幅広い業務に対応 |
Blue Prism (Blue Prism) |
サーバー型 | オンプレ型/クラウド型 | 汎用型 | 大規模導入可能、siemensなどの大手企業が導入 |
UiPath (UiPath) |
デスクトップ型/サーバー型 | クラウド型 | 汎用型 | 国内市場シェアNo. 1、東証一部上場企業の導入事例多数 |
Robo TANGO (スターティアレイズ) |
サーバー型 | クラウド型 | 汎用型 | 低価格でスタートでき、サポート充実 |
ここまでRPAの種類とおすすめツールについて紹介しました。自社に適したサービスを選ぶ際には下記のようなポイントを参考にするといいでしょう。
・ブラウザ作業中心か、パソコン内のシステムを利用した作業中心か
RPAツールをどこで稼働させるかは重要なポイントです。ブラウザ上でRPAを活用したいならクラウド型RPA、特定のパソコン内でだけでいいならデスクトップ型RPAがおすすめとなります。
・部署単位での導入か、全社での導入か
部署単位であれば、特定のPCを交代で使用するということが可能ですが、全社導入となるとそうもいきません。全社でRPAツールを活用したい場合はサーバー型RPAを導入し、複数端末で使用できるようにすべきです。
・コストによる比較
クラウド型RPAは無料・低価格でスタートできる一方で機能や使用アカウントを増やしていくと費用が膨れ上がる傾向があります。コストでRPAツールを比較する際には想定される使用方法に合わせて検討することをおすすめします。
・ロボット作成による比較
汎用型RPAは幅広い業務に適応できて便利な一方で、ロボット作成の手間がかかるものでもあります。価格を抑えるなら運用でコストがかかることはさけたいものです。ロボット作成の工数を軽減するという意味で特化型RPAを導入する方法もあります。
近年ではOSS(オープンソースソフトウェア)で自由にカスタマイズできる製品や、Factory Automationといった現場よりのサービスも充実してきているRPAツール。様々な種類があって迷うという場合は一度無料ツールから試してみて、本格導入を検討する方法もおすすめです。
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