RPAは3つの種類に分けられる!おすすめサービスとともに徹底解説

定型業務を代替し、業務時間を削減して効率化を図れるツールとして導入する企業が増えているRPA。最近では、RPAに特化した大規模イベント「RPA DIGITAL WORLD 2019-2020」も開かれるなど、日本でもますます注目されるようになっています。 そもそも、RPAツールとは登場したのでしょうか?その答えは、今ではRPA業界の先駆者的存在のツールとなっている「Blue Prism」の事業責任者が、2012年に当時の事業内容を「Robotic Process Automation」と説明したのがきっかけだそうです。それから10年たらずのうちに、RPAツールを提供する会社の数は右肩上がりで増え、RPAも世界中の企業に普及しています。日本でも大企業を中心に導入するケースが見られるようになりました。 RPAの導入を検討している企業にとって悩みの種は「自社に最適なRPAツールをどうやって選ぶか」ではないでしょうか。最初に候補となる商品を選定し、比較表やランキングなどを参考にしながらや無料トライアルの有無、1ライセンスあたりの価格やメンテナンス・サポートの充実度、マーケットシェアなどの項目を比較して選ぶのが一般的でしょう。 しかし、RPAはいくつかの種類に分けられるということをご存じでしょうか?この点を抑えておくと、上にあげたようなツールのスペック以外の点でも検討することが可能になるため、自社にとってより最適なRPAを導入することができるでしょう。 今回はRPAの種類とその違い、また種類ごとにおすすめのツールやソフトウェアを紹介します。

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知識

目次

  1. そもそもRPAとは?概要をご説明
  2. RPAを3種類に分けて特徴を解説
  3. 法人に人気のRPAを3種類に分類して比較!
  4. 自社に適したサービスはどうやって選べばよいか?

そもそもRPAとは?概要をご説明

RPA(Robotic Process Automation)は、ロボットが業務プロセスを自動化するシステムです。人間が行っていること(ここでは業務のプロセスが該当します)をロボットに記憶させ、運用することで業務の効率化を目指す仕組みを指します。

こう説明すると、何やら難しいものだと身構えてしまう方もいるかもしれません。しかし、多くの商品は直感的な操作でロボットを作成できるものがほとんどです。このことから、マウスで操作するだけでゲームを作れるツールである「RPGツクール」に例えるユーザーの声もあるほどです。

さて、「RPAはAI(Artificial Intelligence)とは違うの?」という疑問を持つ方もいるでしょう。AIも、PC上で人間と同じ思考や業務を実行できるという点はRPAと似ています。しかし、AIの最大の特徴はAIそのものが物事を判断するためのルールを見つけられるという点です。RPAにはこの特徴がないため、業務を行う上でのルールは使用者が覚えさせ、その上でロボットを動かす必要があります。

RPAの説明や特徴、またAIとの違いは以下の記事で詳しく解説していますので参考にしてください。

RPAとは?種類から導入事例まで網羅的に解説
RPAとAIとbotの違いとは?

RPAを3種類に分けて特徴を解説

それでは、ここからはRPAを3つの種類に分けて紹介します。

デスクトップ型orサーバー型

デスクトップ型とは、文字通りデスクトップPCにソフトウェアをインストールして利用する点が特徴のRPAです。メリットはなんといっても簡単に操作ができること。インストールしてからすぐに使用できるので、導入コストが抑えられることから、スモールスタートを希望する会社や部署に向いていることです。

デメリットは、ロボットを実行している間はそのデスクトップPCで他の作業ができないこと、PCの性能によってはロボットの速度や動作の安定性が損なわれてしまうことです。また、運用するロボット数が多いと管理する端末を増やさなければならないこともあります。

サーバー型は、PCとサーバー間で接続を行った上でロボットを実行するRPAです。メリットは、サーバー上に構築された環境で一度に大量のロボットを実行できるので、大企業もしくは大規模な導入に向いています。デスクトップ型と違って、ロボットの稼働中に他の業務を行うことも可能です。社内にサーバーを構築するため、個人情報の取り扱いに関しても比較的リスクを軽減しやすいでしょう。

デメリットはなんといってもコストが割高なことです。また、ツールにもよりますがデスクトップ型より開発の難易度が高いものが多いことも挙げられます。これらのことから、サーバー型はのツールは導入するハードルが高いといえるかもしれません。

オンプレ型orクラウド型

オンプレ(オンプレミス)型とは、パソコンやサーバーといったハードウェアにシステムを導入する必要のあるRPAです。オンプレミス(on-premises)は、自社の設備にシステムやツール、ソフトウェアを設置・導入して運用する形態を指す単語です。

メリットは、社内の他のシステムやセキュリティポリシーに合わせて柔軟にシステムを構築できることです。デメリットは、利便性が高いことから価格が高額であるサービスがほとんどであることです。

クラウド型はWEBサービスの形式で提供されているRPAにWEBブラウザーからアクセスし、利用する点が特徴です。メリットは、どんな環境からでもOSの種類を問わずアクセス可能であり、低価格で導入できるツールも多いことです。また、他のクラウドサービスやWEBサービスと連携した業務を覚えさせることも向いています。

デメリットは、PCのデスクトップに置いてあるソフトやExcel・PDFといったファイル、アプリケーションといったツールを利用した業務がで気ないことです。また、外部ネットワークと接続するため、十分なセキュリティ対策が求められます。

汎用型or特化型

汎用型と特化型は、その名の通りあらゆる業務に対応できるRPAと、特定の業務のみを行うRPAという分類です。汎用型はあらゆる業務に対応できるといったメリットがありますが、それぞれの業務プロセスを一つずつ覚えさせなければいけないため、初期設定時に手間や時間を要します。また、連携して使用するシステムやアプリケーションといったツールに変更が生じた場合、RPAの設定も変更する必要があります。

特化型は、経費精算や管理業務、中には画像認識を行って判断させるなどなど、ある特定の業務に特している点が特徴的です。その例として人事領域に特化し、応募から面接設定までを自動管理するPRAツール「RPM」などがあります。

特化型のRPMはすでに業務プロセスがパッケージ化されているので、細かい設定をする必要はありません。ただし、特定の業務にしか使えないことと、複数の部署にまたがって使用する場合はそれぞれの部署が個々に契約をする必要があるため、全体で見るとコストがかさむというケースもあります。子会社を複数抱えるホールディングス形式の会社で、全社横断的に導入を検討する場合は注意が必要です。

法人に人気のRPAを3種類に分類して比較!

それでは、現在日本で法人向けに導入可能な代表的なRPA製品を、上記の種類でいうとどれに当てはまるのか、という観点からこれらを比較可能な一覧がこちらです。

製品名

(ベンダー名)

デスクトップ型

or

サーバー型

オンプレ型

or

クラウド型

汎用型

or

特化型

備考

WinActotr

(NTTデータ)


デスクトップ型
オンプレ型/クラウド型 汎用型 スモールスタート向き

Robo-Pat)

(FCEプロセス&テクノロジー)

デスクトップ型 オンプレ型 汎用型

画像認識によるロボット作成に特化

BizteXcobit

(BizteX)

サーバー型 クラウド型 汎用型

国内初のクラウド型RPA

BizRobo!

(RPAテクノロジーズ)

デスクトップ型/サーバー型 オンプレ型/クラウド型 汎用型 幅広い業務を任せたい企業におすすめ

Blue Prism

(Blue Prism)

サーバー型 オンプレ型/クラウド型 汎用型 大規模導入可能、高度なセキュリティ体制

UiPath

(UiPath)

デスクトップ型/サーバー型 クラウド型 汎用型 国内市場シェアNo. 1、東証一部上場企業の導入事例多数

Automation Anywhere

(Automation Anywhere)

サーバー型 オンプレ型/クラウド型 汎用型 多国籍企業での導入事例多

 

 

自社に適したサービスはどうやって選べばよいか?

ここまで、RPAの3つの種類を見てきて気になることといえば「うちの会社の業務にはどのRPAツールが適しているのか?」ということではないでしょうか。それでは、自社に適したRPAツールはどのように選ぶポイントをお伝えします。

業務を棚卸しし、RPAに任せる業務を選ぶ

RPAを導入する際に重要なことは、業務をやみくもにツールに任せるのではなく、まずは社内や部署内の業務を棚卸しすることです。その上で「この業務は提携業務だからRPAに任せよう」「これは煩雑でヒューマンエラーが起こりやすいから、プロセスを整備した上でRPAに任せよう」と、RPAに委託する業務を仕分けることが重要です。このプロセスを経た上で、それらがどのRPAツールにマッチするかを検討します。

社内のサーバーや業務用PC、人材の状況を確認

上記の3種類の分類を見れば分かりますが、RPAの製品によっては自社のサーバーに接続し、ロボットを稼働させている間はPCが占有されてしまうことからPCの台数を確認する必要があったりと、自社の物理的な環境に依存する部分があります。そこで、場合によってはシステムを管轄する部署などと連携し、社内の環境を確認することも求められます。

また、RPAを導入するに当たって特別な資格を持つ人材は必須ではありませんが、RPA技術者検定という検定試験があり、合格するとRPAに精通した人材であるという一定の評価が得られるものとなっています。社内のRPA人材に不安がある場合は、研修など含め、RPAに対するリテラシーを総合的に高めておくことも重要です。

これらのポイントを検討したうえで、最終的には無料トライアルを行って実際の使用感を検討した上で導入を検討してください。やはり、実際にツールを使ってみないことには分からないことも多いですし、無料トライアル期間が終わってから「やはりあの業務もやっておくべきだった」ということがないよう、繰り返しになりますが業務の棚卸しや社内環境の確認は必要です。

そして、RPAツールの中にはフリーソフトも存在するため「まずはこの業務だけ試してみたい」というケースであればこちらを利用することも可能です。ただ、対応できる業務が限られていたり、十分なサポートが受けられない環境にあるケースも多かったりということがありますので、注意が必要です。無料で利用できるツールは中小企業やスタートアップにとっては魅力的ですが、のちのちのことを考えると有料のツールを選択したほうがよいケースもあります。

RPAは導入に至るまでに準備すべきポイントが多いものですが、導入して運用すれば多くのものをもたらしてくれるツールです。この記事に挙げた点を参考にして、あなたの会社にぴったりのRPAを見つけてください。

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