近年いろいろな場面でDXという言葉を耳にするようになりました。この記事ではDXとはなにか、また、推進に活用できるAI-OCRについて説明します。
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近年いろいろな場面でDXという言葉を耳にするようになりました。この記事ではDXとはなにか、また、推進に活用できるAI-OCRについて説明します。
DXとは「デジタルトランスフォーメーション」の略語です。具体的にはクラウドやビッグデータといった新しいIT技術を用いて、既存のシステムを変革することを指します。また、DXを推進していくうえでRPAやAI-OCRといった様々な新技術が生まれ、活用されています。
DXによって様々なソリューションがデジタル化するだけでなく、AI-OCRのような高付加価値なサービスが成長していくことが予想されます。また、AI-OCRをはじめとするサービスが広まることでDXが浸透する追い風にもなるでしょう。
DXをスタートする際にまず必要になるのは業務プロセスの見直しです。たとえばAI-OCRを導入したいという思いがあっても、それが本当に必要なツールなのかを見極める必要があります。場合によってはAI-OCRよりもOMRやICRのほうが業務に適しているという場合もあります。
DX化を推進するとなった際、業務のIT化にはツール選択が欠かせません。たとえばRPAであればWinActorやBizRobo!が高いシェアを誇っていますし、AI-OCRソリューションであればAIInside社のDX SuiteやAbbyyのFineReaderなどが多くのユーザーに選ばれています。
また、手書きAI-OCRのジジラも近年注目を集めていますし、クラウド会計サービスのfreeeはレシート領収書に特化したOCRサービスを手がけています。
実際にIT化を進める段階では、自社の業務にどのようなDXツール・ITツールが有効かをしっかりと検討すべきです。AI-OCRの代理店によってもサポートは変わっていきますので、DXを得意とするツール・代理店を選ぶようにしましょう。
また、DX化を進める際、すべてがデジタル化・IT化されるべきというわけではありません。時にはAI-OCRで読み込むよりも、BrotherやCanonなどの複合機で取り込みを行ったほうが早い場合もあります。また、Scansnapで書類を取り込むという方法もあります。
また、PC内のOSについてもLinuxやUbuntuといった従来の開発ツールが役立つ場面もあります。新旧を比較するだけではなく、併用する方法も探していくべきです。GoogleのG-SuiteのようなツールやFor●●と書かれた各種editionも、既存ソフトと組み合わせてより高い効果を発揮する場合があります。IBM InfoSphere DataStageのようなAI領域のProfessionalツールについても使いこなせるといいでしょう。
通常のOCRよりも高性能で文字の認識率が高いAI-OCRは、費用面では低くはない価格のツールですが、様々な分野のDXで活用されています。今回はのそのようなAI-OCRのDXにおける事例を紹介します。
会計・経理業務のアウトソーシングソリューションを提供する企業で、AI-OCRによるDXが推進した事例があります。同社ではDXを目指して業務効率化を検討。AI-OCRを活用することで重要だが付加価値の低いマニュアル仕事を自動化できるのではないかと考え、AI-OCRとRPAを同時に導入。DX推進が成功し、無駄をなくすだけではなく、無理を無くす働き方へシフトすることができたといいます。
▼詳しくはこちら
https://reiworq.com/case/1125/
中小企業にワンストップサービスを提供している社会保険労務⼠法⼈ではAI-OCRとRPAの導入によってDXを推進。結果として生産性向上+従業員のやる気アップの効果を得たといいます。AI-OCRとRPAによるDXを活⽤している他法⼈で⾒学して、AI-OCRによるDXをスタートし、無理・無駄が減った結果、従業員から「仕事が楽しくなった」という声があがるようになったといいます。
▼詳しくはこちら
https://reiworq.com/case/1085/
AI-OCRによるDXを推進する際にはツール選定や社内へのお知らせを十分行い、進めていくことが大切です。DXに役立つAI-OCRは低い価格のサービスではありませんので、しっかりと検討し、決定しましょう。
AI-OCRはDXを推進したい企業にとって頼もしいソリューションになります。AI-OCRが求められるのはテキスト処理を通じて、紙の資料をデータ化することで業務効率化し、従業員の負担を軽減することです。AI-OCRは、DXを推進する企業が抱える様々な課題を解決する役割を担える存在でしょう。
また、DXに向けてAI-OCRを導入する際、API連携を含め各ソフトがPCや既存ツールと互換していることを確かめておくことが重要です。たとえばRPAツールのWinActorはWebブラウザとして、Internet Explorer 11のバージョンが環境として推奨されています(2021年1月時点)。また、RPAとの組み合わせとしても、SCSKのRPA「CELF」のようにAI-OCRとの連携をウリにしているツールもあります。DXに活用できるAI-OCRやRPAツールが数多くリリースされましたので、しっかりと見比べ、自社にあったソリューションを導入しましょう。
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